3-7 職務要約はこう書け!①

 

ここの出来で読んでもらうかどうかが決まる

 

過去から順を追って書いていく「時系列記述法」とは?

 

 

前頁で概要を説明したとおり、「職務要約」には今までの職歴を一目でわかりやすくまとめた文書を記述します。

 

たとえば皆さん本を買うかどうか判断する際に、目次を見て何が書いているかをまず確認すると思いますが、それと理論は一緒、

 

職務経歴書もまずこの目次的役割の「職務要約」を見て、先に進むか判断します。

 

ここは3行から長くても5行位のボリュームに収めるのがルール。

 

中高年の職務経歴書でたまにA4サイズ半分くらいまでぎっしりと書かれた「職務要約」を見かけますが、これでは「要約」ではありません。

 

最初から読み辛くするのはご法度です。

 

この限られた短いスペースで先に進んで読んでもらえるような、キャッチ、ポップの効いた文書にするのは、至難の技ですが、素人でも簡単に書けるコツがあります。

 

まず書き方ですが、分類すると「時系列記述法」と「一気通貫記述法」の2つがあります。

 

前者は、新卒入社以来からの経歴を、時間軸に沿って書いていくやり方です。たとえば、

 

●職務要約

東京通信技術大学で情報工学を学んだ後、SBソフト株式会社に新卒入社。通信交換システムの開発に約7年従事。その後、株式会社ITネットに転職し、メールサーバ構築や業務システム開発に約5年従事。そして2010年4月より現職の株式会社アプリコに転職し、主にスマートフォンの機能開発に携わっております。

 

と最終学歴から、転職先の企業名、業務概要、勤務期間などを盛り込んでいく書き方で、最もオーソドックスな記述方法です。

 

次に後者ですが、これは時系列ではなく、「国際関係大学卒業後、システム開発畑一筋で約14年のキャリアを積んで参りました。~」とキャリアで束ねて書く方法です(これは次頁で詳細説明します)。

 

この前者の「時系列記述法」は、応募職種と今までの職務経験がマッチしており、転職回数がさほど多くない人や職歴に多様性がない人、特殊事情がない人に適しています。

 

淡々と時間の流れに沿って書くだけですので、書きやすいはずです。

 

なお、応用編としては、下記の事例のように、主たる実績を盛り込む、自己PRで締める、といった方法もあります。

 

■職務要約

大学院卒業後、新卒入社した株式会社バイナリーで約10年間、システム営業に従事。5年目からは3期連続MVPを受賞するなど毎年確実に与えられた営業数字は100%以上を達成。その成果が評価され、11年目からはセールスマネージャーに昇格。営業社員10名を抱え、チームマネジメントに尽力。昨年度は全国3位のチーム表彰も受けました。1プレイヤーでもマネージャーでも、営業数字必達力には自信があります。