2-2履歴書の用紙選びで採否が決まる(市販用紙版)

 

市販の履歴書はいったい何を基準に選べばいいのか?

 

代表的な市販履歴書の解説と中高年が選ぶべき履歴書を推薦

 

今や市販の履歴書も書店やネットショップを覗くと、いろいろな形式が販売されていますが、まず中高年が履歴書選びで絶対にやってはいけないことが、新卒用・若手向けの用紙を使ってしまうことです。

 

これには「得意な科目・分野」、「好きな学科」、「スポーツ・クラブ活動」といった若手向けの記入項目が入っていますので、簡単に見分けられます。

 

数年前に40歳を過ぎた応募者がこのフォームで「好きな学科:日本史」と書いているのを採用現場で見たことがありますが、採用人事に秒殺されていました。

 

いくら履歴書への評価比重が軽くなってきたとはいえ、これを選んで書いているようではダメです。

 

 

さて、それでは中高年はどれを選べばいいのか?という質問ですが、採用人事が知りたい情報がきちんと盛り込まれているフォームのものがよいというのが回答になります。

 

どうしても自身の書きやすさで選んでしまいがちですが、これだけではNGなのです。

 

著者がこの年代に対して第一に推奨しているのが、最終学歴しか書かない履歴書用紙です。

 

実務経験が豊富なこの世代を採用する場合に、最終学歴以前の学歴を評価対象にすることが稀ですし、学歴を最終学歴に圧縮する分だけ自身のプロフィール欄が充実しており、「志望の動機」や「セールスポイント」といった基本的な項目に加えて、「希望勤務地」、「希望給与額」、「出社可能日」といった詳細な就業条件を記入する欄があり、採用人事が本来知りたいであろう情報がふんだんに盛り込まれているからです。

 

また中高年の転職の場合、必ず前職(現職)の退職理由が求められますが、このフォームには「退職理由」欄があって、先回りしてこれをフォローできる点もお勧めする理由の一つです。

 

もちろん、これでなければ絶対に受からないということではありません。

 

たとえば、学歴欄については、最終学歴だけではなくて過去を遡った方が売りになる場合がありますし、前職で高額な給与をもらっていた場合、「退職時の給与額」という欄に、そのまま書いたら、当社にとってはオーバースペック、待遇面でミスマッチとみなされる危険性もあります。

 

市販の履歴書は、パソコンで作るそれと違い、フォームは変えれませんので、用紙選択によって情報量や見た目の印象が大きく変わります。

 

応募先の採用人事が何を欲しているのかを念頭に置きながら、自身のPRを最大化できるものを選択しましょう。

 

なお、時間に余裕があるのであれば、数種類の履歴書を実際に書いて試してみると、その違いがよくわかります。

 

空欄が目立つ、もしくはぎっしりと詰まり過ぎて見辛いのは、用紙選びが自身にマッチしていないと言えます。

 

 

 

 

 

<上右ページ>

他の履歴書用紙と基本的に項目やレイアウトは同じであるが、学歴欄について最終学歴しか書かないのが最大の違いである。

 

学歴欄が最小限な分だけ、採用人事が一番確認したい職歴を充分に書くスペースが確保できる。

<上左ページ>

退職理由や給与額、出社可能日など、採用人事が知りたいことが組み込んであるので、中高年の場合は他の用紙よりも訴求力が高くなる。

 

また、中央右側(希望職種から特技まで)のように、項目をあらかじめ細分化しているため、中高年にとっても書きやすいフォームであるといえる。