2-3履歴書の用紙選びで採否が決まる(パソコン作成版)

 

自由度が高いからこそ、作成には注意が必要

 

紙面版の履歴書フォームに合わせておくのが無難

 

既に1-6で説明したとおり、応募先から直筆の履歴書を提出する旨の指定がなければ、履歴書の形式はパソコンで作成したものであっても構いません。

 

ここでパソコン作成版の履歴書のタイプを整理すると、2つのタイプに分類されます。

 

一つ目は、市販の履歴書フォームがそのままパソコン版になったもので定型フォーム版の履歴書です。

 

各入力項目に必要事項を入力すると、自然に出来上がるタイプのもので、今はネット検索すると、無料でこの履歴書フォームを提供してくれるウェブサイトがたくさん見つかります。

 

私はこの方法で作成するのを勧めています。

 

自分に合ったものを探しダウンロードして使用するといいでしょう。ただし、パソコンで操作できるものは、自分で簡単にいろいろと改変できてしまうくらい自由度が高いため、過度に編集し過ぎるとかえってマイナスになることがありますから、注意が必要です。

 

たとえば、カスタマイズし過ぎて、せっかくのフォームが崩れてしまい、罫線がずれていたり、改行の間隔が一定でなくなってしまう、書きにくい欄自体を削除していたら、採用人事が知りたい肝心な情報が抜け落ちてしまった、フォントを小さくしてたくさんの情報を盛り込もうとして、かえって見辛くなる、といった残念な事例がたくさんあります。

 

もう一つは、職務経歴書のように、応募者独自の履歴書フォームを作成するという、自作フォーム版の履歴書です。

 

私は中高年がこれを使うのはリスクが高いと考えており、推奨はしていません。

 

というのは、決まり事に厳格で保守的な採用人事が、通常は顔写真も貼らないといった、既存の履歴書とは全くタイプが異なるこの履歴書フォームを、素直に受け入れてくれるとは限らないからです。

 

前述のとおり中高年の書類選考時は履歴書よりも職務経歴書に比重がありますから、あえて履歴書フォームでリスクを冒す必要はありません。

 

なお、次のページで詳細を説明しますが、履歴書は市販の手書きバージョンとパソコン作成バージョンの2つを作っておくことを筆者は強く推奨しています。

 

それなので、市販の履歴書のフォームと同じものをパソコン上でも作成するのが、入力項目も入力内容も違ってくることがありませんので、一番やりやすいと考えています。

・パソコン版の最大の利点は、編集のしやすさと、並びに印刷すればすぐ出せることの2つ。

 

・たとえば職歴欄の行数を減らして、免許・資格欄の行数を増やすなど、自分に合ったかたちでフォーマット自体の編集も簡単にできてしまう。

 

・しかしその一方で、パソコンでの編集作業に慣れていないと、罫線がずれたり、フォントが統一されていないなどの不具合が生じるリスクもある。実際、中高年ではこのミスを犯しやすい。

 

・また加工し過ぎると、市販の紙面版との整合性もとれなくなってしまうので、どちらのバージョンを、どの企業に提出したか、という管理も煩雑になるので、同じフォーマットのものを使うことを筆者は推奨する。

 

・それゆえに、履歴書のフォーマットを選択することは非常に重要な意味を持ち、後々にも影響が出ることを重々認識しておく必要がある。

 

・1文字でも書き損じたら、一から全部書き直しなのが手書き履歴書。それなので、時間がない時にすぐ印刷して提出できる体制がとれるパソコン版は、転職活動時に非常に重宝する。それゆえに(後述するが)、デフォルトの手書き版とパソコン版の両方を用意しておく必要がある。