3-1 誤解が多い職務経歴書、中高年が書く際のポイントとは?

 

一般論ではなく、この年代特有の書き方をマスターすること

 

中高年は諸説に惑わされてはいけない

 

 

職務経歴書については、履歴書のように決まったフォームがないので、作成方法について諸説が飛び交っていますが、これは全ての年代を十把一絡げに扱うからいろいろな方法論が出てきてしまうのです。

 

この年代だけに焦点を当てて考えると、おのずと職務経歴書の効果的な書き方が決まってきます。

 

まず作成枚数ですが、原則的には2枚でまとめることを推奨します。

1枚をデフォルトとしている書籍やキャリアカウンセラーもいますが、この年代が1枚にまとめてしまうと、非常に窮屈になる場合があり、かえって必要な情報が伝わらない危険性があるからです。

 

この年代で最も肝に銘じてほしいのは、応募書類は出せばきちんと読んでもらえる、というのは幻想であるということ。

 

採用人事にとって、一人で何百もの応募書類を同じペースで精読している稼働などありません。

 

学術誌の論文のように、抑揚がなく字がぎっしり詰まった書類は、読み手に大きな負担をかけます。

 

厳しい採用人事なら、書類作成能力不足と秒殺することでしょう。

 

バブル期のように売り手市場ならばともかく、雇用有事の今、「読ませるな、見せろ!」の精神で、表や太字、下線などを活用する、文書表現では体言止めを駆使するなどの「見やすさ、読みやすさ」も重要なポイントです。

 

特にこの年代が応募できる求人には、ライバル達がアリのように群がりますので、同じような経験・スキルの持ち主でも、書類作成能力で当落の差がつく可能性は充分あることを認識しておいてください。

 

細かいですが、用紙にもこだわりを持ってください。

 

何気なく使っている古紙配合の高い再生紙ですと、どうしても貧相な印象を与えてしまいます。

 

上質紙を使うのは常識ととらえてください。

 

また淡い色ならOKという説もありますが、色つきの用紙はそもそもNGです。

 

用紙の色で差をつけようとする小細工などいりません。

 

たとえば重要なビジネスシーンで、重要な報告書をわら半紙や色つきの用紙で提出しないでしょう。

 

わざわざマイナスに陥る危険性がある手段をとる必要はありません。

 

そして肝心の記載内容について。自由なフォームだからといって、当然に何を書いてもいい訳ではありませんし、独創的なものを作成する必要は全くありません。

 

採用人事が知りたい項目をきちんと盛り込んでおく必要があることを忘れてはなりません。

 

たとえば、この年代であれば、ハンディやマイナス事象を先回りしてフォローするのが、その典型例になります。