3-3 「キャリア式」職務経歴書とは?

 

経験豊富なこの世代にマッチするスタイルの一つ

 

経験業務が多岐に渡り、ばらつきがある場合は、キャリアごとにまとめてしまう

 

 

 

 

「キャリア式」職務経歴書というのは、まさしくその人の培ってきたキャリアに焦点を当て、そのキャリアごとにまとめていくスタイルです。

 

今までの職歴において営業をやったり、商品企画をやったり、カスタマーサポートをやったりと経験職種にばらつきがある、もしくは商品開発職やSE職のように開発プロジェクト単位で仕事をしてきた、といった場合は、オーソドックスな「編年式」で書くと、その勤務先やプロジェクトごとに詳細を書くことになりますから、もの凄いボリュームになります。

 

私自身、リアルな採用現場で、様々な職業経験のある中高年が作成した5枚や6枚にも渡る「編年式」職務経歴書を見たことがありますが、これでは非常に読み手に負担がかかります。

 

このような場合こそまさしく「キャリア式」の方が適していると言えます。

 

「編年式」が時系列や勤務先を軸にして書くのとは異なり、これらを意識せずに「キャリア式」はキャリアで束ねてまとめることを一義とするので、経験業務における能力やスキルは非常に測りやすいのですが、その一方でその人の職歴上の生い立ちがわかりにくいという欠点もあります。

 

そして、このスタイルに慣れていないと、「見たことのない書き方で、特に今までどのような時間軸を経てこのようなキャリアを積み上げてきたのか、どのような会社にどれくらい在籍していたのか、という経歴がこの職務経歴書では全く見えない」と、履歴書との照らし合わせを嫌う採用人事が存在するのも事実です。

 

現実的には真剣勝負の転職活動シーンにおいて、時系列という概念を外すのは、ある意味、かなり勇気がいるやり方であると言えます

 

(この場合、履歴書的な時系列の表記を最初に盛り込むといった、書き方の工夫が必要になります。下記の見本を参照ください。「●職務年表」という項目を掲載していますが、これによって時系列での詳細表記がないことをフォローします)。

 

ただ、これらのデメリットもありますが、「編年式」に適していない人が、冗長にダラダラと時系列で書き綴るよりは、強みや経験がコンパクトにまとまっている方がいいのは間違いありません。

 

特に中高年の場合、訴求ポイントが明確でなく、ダラダラと長く書いた職務経歴書が最もリスキー。

 

繰り返しになりますが、今や1通の書類選考に1分しか割けない、とも言われている中、採用人事に精読してくれることを期待してはいけません。

 

作成の流れですが、まず「編年式」職務経歴書での作成を検討してみて、どんなに圧縮してもボリュームが3枚以上になるようでしたら、「キャリア式」職務経歴書での作成を検討してみてください。

 

 

 

 

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