3-34 健康問題でブランクが長くなった人の職務経歴書はこう書け!

 

採用人事は反復継続性があるか、を気にしている

 

業務遂行上、何にも支障がないことをしっかりとPRする

 

 

 

 

 

この年代ですから、血圧が高い、メタボ気味である、などの健康上何らかの不具合があってもおかしくありません。

 

しかし、この健康上の問題で就業できずにブランクが空いてしまった、となると話は別。

 

採用人事が一番気になるのは、当社に入社後にその症状がぶり返して、当社の業務遂行に問題が出ないかどうか、ということなので、就業できなかった期間があるのは明らかにマイナス材料です。

 

だからこそ、今は働く上で何ら問題がないことをしっかりと証明しなければなりません。

 

さて作成のコツですが、この健康問題についてはきちんと触れておきながら、現在は全快で応募先企業で働く上では何ら支障がないことを声高に語る必要があります。

 

そしてこれは「特記事項」欄で書くのが最適です。

 

ここで一番難しいのは、健康問題についてどこまで詳細に語るか、という点です。

 

ここは本サイトでは敢えて踏み込んで書きます。

 

現代のような超ストレス社会では、精神疾患を患っているこの世代は珍しくありません。

 

しかし精神疾患は他の傷病とは明らかに違う目で採用人事は見ます。

 

たとえば、この「特記事項」欄で、「前職での過度なストレスからうつ病を発症し、専門医から仕事から離れてしっかりと休むように指導されました。そのため前職を半年前に退職して、その治療に専念したため、おかげさまで無事完治しました。」と詳細の経緯とこの先を未来志向で語ったとします。

 

しかし採用人事は「当社で同じストレスがかかるとまた再発するのでは?」と100%危惧するので、ありのまま書いたのではまず書類選考突破は難しいでしょう。

 

私は基本的に本音で書くことを原則としていますが、このケースは(もちろん虚偽はNGですが、)多少オブラートに包んで書くといった方便も必要と考えています。

 

たとえば同じ内容を書くにしても、「前職では過度な業務を抱え込んでしまい、体調を崩してしまいました。完治しないまま勤務を続けても、職場仲間や会社に迷惑がかかるだけと思い、断腸の思いで退職を決断しました。この間、しっかりと休むことができ、気力・体力とも完全に戻りましたので、今は一刻も早く働きたい気持ちで満ちています。」といったような表現で留めておくのが筆者は最適と考えます。

 

雇用有事が直撃するこの世代にとっては、詳細な事情説明は面接でしっかりと伝えるという方法も、現実的な選択肢と考えます。

  

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健康問題でブランクが長くなった人の職務経歴書サンプル

41歳男性。レンタカー店長を2年経験した後、約17年間、食品加工会社で購買・資材業務に従事。今回は外食チェーン本部での食材購買職への応募。

ここがポイント!

 

①「職務要約」

・経験社数が2社なので、「時系列記述法」、「一気通貫記述法」のいずれでも構いませんが、経歴をサラッとまとめておいて、PRを強めにしておくのも有効です。

 

②「職務詳細」

・経験社数が2社なので、オーソドックスに「編年式・逆年代順形式」で書きます。

・退職理由欄に健康上の問題である旨は、柔らかに表現しておきます。

 

③「貴社で活かせるスキル・経験」、④「自己PR」は、健康上の問題があったとしても、何ら関係がありませんから、粛々と応募先企業に合った内容を綴っていきます。

 

⑤「特記事項」

・ここがこのケースの最大のキモです。敢えて詳細に踏み込まずに、体調を崩してしまった要因、医師の指導、会社との話し合い、今は全快であること、反省を活かす宣言、と流れるような構成にしています。

・これでは単なる過労なのか、メンタルヘルスに支障をきたしたのか、わかりません。双方コミュニケーションができない書類では、不利な内容はオブラートに包んで、双方コミュニケーションができる面接で詳細を語るようにするのも一手です。