3-20 経理職の職務経歴書はこう書け!

 

仕訳ができるレベルの人材なら、この世代ではなく若手でいい

 

経理社員として業務範囲の広さや高い専門性をPR

 

 

 

 

 

仕訳ができる、入出金データの取りまとめができる、といった補助的なレベルの経理業務を、この世代に求めはしません。

 

経理職としての豊富な経験で養った、業務範囲の広さや高い専門性を企業は欲しますから、これをわかりやすくPRする必要があります。

 

もちろん、ここも応募先企業でどのような人材を求めているのか、きちんと理解しておく必要があります。

 

たとえば、応募者に大企業での連結決算や有価証券報告書作成、国際会計基準対応などの高度な経理業務の経験があったとすると、これらは充分に誇っていいものには間違いありません。

 

しかし、求人情報の業務内容欄に「月次・年次決算業務(勘定奉行を使用)が主業務で、申告書は会計事務所が作成します」と掲載している中小企業に対して、この高度な専門性を一生懸命PRしても的外れになってしまうのはおわかりでしょう。

 

中小企業ならば、まさしく伝票入力から月次、年次決算といった経理業務全般から、融資調整・交渉、事業計画書作成や予実管理などの方がPRすべき内容に適していると言えます。

 

また経理なのか財務なのか、それとも両方なのか、が混在していたり、「経理・総務マネージャー候補募集」というように、経理がメインだけれども、他の職種の役割も果たさなければならない求人もありますので、経験豊かなこの世代だからこそ、どこに訴求ポイントを持っていくかを見極めて、それに合わせて記述するのが、一番の鍵になります。

 

作成方法ですが、下記の実例のように、23年のキャリアがあり、転職回数が次で5回目、東証一部上場企業から中小企業、零細企業といった幅広い規模の企業を経験している場合、「編年式」を用いるとその記述形式や階層が合わなくなり、またオーバーフローの危険性があるので、「キャリア式」を採用するのが最適と言えます。

 

このスタイルだと強みもはっきり打ち出せます。

 

また今回はメーカーに募集するために、「原価管理」に光を当てるのも有効です。

 

この年代での経理職は、何よりも実務経験が重視される世界ですので、その経験の豊富さをしっかりと打ち出すことが最優先事項です。

 

 

 

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経理職の職務経歴書サンプル

45歳男性。大学卒業後、大学卒業後からの約23年もの間、経費畑一筋で4社を経験。

今回は同じく中堅メーカーの(財務経理マネージャー候補)への応募。

ここがポイント!

 

①「職務要約」

・23年超と職歴が長く、4社の勤務経験がありますから、「一気通貫記述法」を用いて、コンパクトにまとめます。

最後に今回の応募先企業でも主業務となる「原価管理」をPRしておくのは有効な手段です。

 

②「職務詳細」

・「キャリア式」の場合、時系列が見えにくいので、先に「職歴年表」を見せておきます。

・経験業務の配置順については、応募先企業で求められているものを優先順位付けして、それに合わせて表記します。

・経理職の場合、職務詳細を長々と説明しなくても専門用語も含め、言葉は相手にきちんと通じますので、体言止めでコンパクトにリズムよく書きます。

 

③「貴社で活かせるスキル・経験」

・「部下の育成・指導の経験(課長職は約5年半経験)」とマネジメント力をPRするのも、非常に効果的です。

 

④「自己PR」

・売りを一つに絞って一点突破主義で表現するのも、いい方法です。

特に「職務詳細」欄で書けなかった高度な経験やスキルを公開し、最後に「生産現場でのコストと資産を最小化して利益の増加・資金の効率化を図ること」を宣言すると、採用人事も大いに期待を寄せることでしょう。