3-21 人事職の職務経歴書はこう書け!

 

年代に、単なる事務処理能力は求めていない

 

豊富な経験に裏付けられた、高度な人事スキルこそPRすべき

 

 

 

 

人事職も狭いようで、採用から人材教育、配置、登用、評価、社内制度策定、退職などと幅が広い職種です。

 

また、たとえば採用業務一つをとっても、新卒採用、中途採用、グローバル採用などに分類され、新卒採用でも高校生と大学生では対象年齢が違うだけでなく、採用手順や時期、ルールが全く違うように、それぞれに深みがあります。

 

この守備範囲と深さの両面を意識して書くことが大事になります。

 

なお、給与計算や入社・退社手続きといった業務も人事職に含まれるケースがありますが、これらは誰でも処理可能な定型業務なので、この年代でなくても構わないということになりますから、これを前面にPRすると採用人事側とのズレが生じます。

 

それよりも、人材育成・社内研修や人事制度設計・運用、労務トラブルを予防する労務管理といった、中高年の豊富な経験と熟練したスキルがなければ対応できないものこそ、この年代がPRすべきです。

 

もちろん人事職も応募先企業が何を求めているか、しっかりと見極めて訴求するポイントを定める必要があります。

 

下記の実例で言いますと、この応募者は勤務経験がある3社ともメーカーで、その製造現場での労務管理に強みがあります。

 

特に労使交渉も経験がある点にユニークさがありますが、これは同業種のメーカーの人事労務職に応募するからこそ受けるのであって、異業種となると一から練り直す必要が出てきます。

 

たとえば、この人が労働組合がなく労使ともに仲間内のような社風のITベンチャー企業に応募する際には、労使交渉経験が直接の売りとして通用しなくなってしまいます。

 

要は自分の売りが応募先企業に通用するかどうかによって記述方法が異なってくるということなのです。

 

人事業務は、「人」に関わることなので、すぐに結果が出ないことが多く、なかなか成果を定量化・数値化しにくいのですが、たとえば採用ノルマや部下の数、担当した教育プログラムの受講人数などを入れると、採用人事はイメージしやすくなります。

 

また、求人情報に、リストラや給与カットといった人件費抑制策を主業務として謳うものは皆無でしょうが、年代上、このようなシビアな業務遂行も任される可能性が高いので、これらの経験があれば、明確に求人情報に謳っていない企業に対しても、充分に売りにつながっていきます。

 

 

 

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人事職の職務経歴書サンプル

38歳男性。大学卒業後から通算15年8ヶ月の間、人事費畑一筋で3社を経験。

今回は食品メーカーの人事労務課長候補への応募。

ここがポイント!

 

①「職務要約」

・3社の勤務経験がありますから、「一気通貫記述法」を用いて、コンパクトにまとめておき、後半に今回の応募先企業である食品メーカーの人事労務を行う上での必要なスキル・経験を触れておくのは、非常に有益です。

 

②「職務詳細」

・3社とも同じメーカーであり、企業独自の特殊業務も少ないことから、「編年式」を用いて、コンパクトにまとめておきます。

・【実績や身につけたスキル】にて、数字で表せないものを、このように自分の言葉で説明しておくのもいい表現方法です。

 

③「貴社で活かせるスキル・経験」

・応募先企業で活かせるものを順に並べていくのがポイントです。

・このように経験業務の後に経験年数を付与することにより、その経験の豊かさをPRできます。

 

④「自己PR」

・製造現場で労務トラブルがあると、全ての生産ラインがストップしてしまって、多大な損失を被る危険性があります。

それをしっかりと汲み取って「現場第一主義」をPRすると、採用人事も実情をよくわかっている、と太鼓判を押してくれることでしょう。

・更に問題社員の対処方法にも触れておくのは、有効です。

 

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