1-2 せっかく手間暇かけて作成しても読んでもらえないケースも多数ある

 

出せば精読してもらえると勘違いしていないか?

 

一人の書類選考にかける時間はせいぜい1分?

 

書類選考について、中高年の方の多くが勘違いされていること、それは応募書類を出せば、きちんと採用人事に読んでもらえるだろう、ということです。

 

1名の求人に何十人、何百人と募集が殺到する昨今、通常の人事業務をこなしながら中途採用を行う採用担当は、そもそも応募書類全てを精読している稼働や時間の余裕がありません。

 

だから先に一次選考をして、そこで残った候補者の内容をじっくりと吟味したいと思っています。

 

この一次選考にかける時間は、一人当たり1分以内とも言われています。

 

どんなに実力者であっても、ここで秒殺されては前に進めませんから、ここを突破することが大切になります。

 

この一次選考で落とされるケースについて。

 

前述の年齢オーバーでの応募、応募者の自分本位の勝手な判断での応募といった、そもそも応募先の求める人材像と乖離している場合、確実に秒殺されます。

 

この一方で、年齢や採用基準をきちんとクリアしているにもかかわらず、応募書類自体の問題で秒殺されるケースがあります。

 

たとえば、若手と違ってこの年代であれば応募書類について一切のミスが許されないのに、誤字・脱字があったり、応募書類に長文を書き綴ったり、求めていない書類を一方的に添付するなどの大量情報を送りつけたり、これとは逆に応募書類に採用人事が必要としている情報が少な過ぎて判定できない、といったものが中高年に特徴的な事例です。

 

逆説的に言えば、選考を突破する実力を兼ね備えているのですから、書類作成力を向上させれば、面接に呼んでもらえる可能性が高まります。

 

繰り返しになりますが、多少難があっても応募書類を送りさえすれば、採用人事にきちんと読んでもらえて、自分の実力をきちんとわかってもらえる、というのは、この超買い手市場の中では幻想と考えておいてください。

 

中高年だからこそ、ちょっとしたミスや不手際で不採用直行になること、そして採用人事が気持ちよく読んでもらえるような、見やすさの工夫や訴求ポイントの明確化などが必要であることを心得ておいてください。