3-11 応募先企業で活かせる経験・スキルはこう書け!①

 

応募先企業の企業研究が最も活かされる項目

 

ダラダラ書かない、箇条書き・体言止めで端的に書く

 

 

「ポータビリティスキル」は、まさしくどの企業に持って行っても通用するスキルのことです。

 

たとえば、WordやExcelを使いこなせるリテラシーは、職種や企業を問わず必要でありこの典型例ですが、中高年はこのような汎用的なものよりも、商社ならばTOEICのハイスコア、不動産売買仲介会社ならば宅建資格とその資格を活かした実務経験、といった応募先に合わせて、より高度で専門的なものをPRするようにしてください。

 

下記は経理財務マネージャー候補職に応募する人の事例です。

 

 

●貴社で活かせる経験・スキル

・約15年の現場経験に基づいた会計実務スキル

・経営者マインド(経理、財務、総務、人事、法務と幅広い業務に従事)

・円滑なコミュニケーション力(顧客に対する豊富な税務実務・指導経験により体得)

・管理職経験で培ったチームマネジメント力

・豊富な法律知識(税法(法人税、所得税、消費税等)の他、信託業法、金融商品取引業法、個人情報保護法などに精通)

 

 

このように体言止めで3つから5つくらいを箇条書きにするのが、ベストです。

 

中高年がよく犯す記述ミスとしては、目一杯書いてしまう、応募先と関係のない経験・スキルを書いてしまう、書くべきようなスキル・経験などない、と決めつける、という3つがあります。

 

一つ目については、書き過ぎると焦点がボケてしまいますし、自己顕示欲が強いと見限られ、かえってマイナス評価につながる危険性があります。

 

二つ目については、必ず求人情報を精読して、自身の保有している経験・スキルの引き出しの中から何が応募先にベストマッチするのか、をしっかり見極めて、セレクトしなければなりません。

 

 

次は地元埼玉に特化した不動産営業職に応募する人の事例です。

 

●貴社で活かせる経験・スキル

・不動産業界での営業経験(約15年2ヶ月)

・物件に関する知識を深めるための、埼玉県内における土地勘や地域事情の情報収集網と知識吸収力

・決定権者の見極め力、クロージング力

 

たとえばここでTOEICスコアをPRしても、応募先の業務には直結しません。

 

このように地元の土地勘や今まで培ってきた不動産営業のスキル・ノウハウを前面に出します。

 

 

また次は一般事務職に応募する人の事例です。

 

●貴社で活かせる経験・スキル

・電話応対やデータ入力などの一般事務から人材教育などの幅広い守備範囲と業務適応能力

・地道にコツコツと作業を安定して進めることができる、几帳面さ、真面目さ、誠実さ

・スピードと正確を兼ね備えた事務処理能力

 

実はパソコン作業があまり得意ではない人ですので、背伸びしてPCリテラシーをPRせずに、性格上の強みなどをPRします。

 

三つ目のように、「私には誇らしい経験・スキルがない」と諦めてしまうことなく、このように3つ程度なら必ず書けることがあるはずです。

 

ぜひ求人情報を精読するなどして、企業研究をしっかりと行い、応募先に適合したものを記述してください。