3-31 派遣社員の勤務期間が長い人の職務経歴書はこう書け!
派遣社員としての経験を採用人事はあまり評価しない
派遣先ごとに詳細を書かずに、コンパクトにまとめること
どの年代であっても、派遣社員での勤務経験を採用人事はあまり評価しません。
企業側から見ると、派遣社員を活用するのはあくまで一時的なもので、派遣社員には高度で責任ある業務は任せられない、と斜めに見るのが大勢を占めます。
それなので、派遣で長く働いてきたことを説明するのは、言い訳がましくなりかえってマイナス印象を持たれてしまいます。
だからここはシンプルに自身の経験やスキルを語ることに徹した方が得策です。
具体的な書き方ですが、一番のポイントは短い派遣先勤務をそのまま記述しないことです。
たとえば数カ月しか勤務しなかった派遣先ごとに勤務先情報を表を用いて詳細に書いていると、間違いなく2枚では収まらないボリュームになってしまいます。
だから、ここは複数の派遣先をまとめるような、「キャリア式」もしくは「フリースタイル式」(下記の見本参照)を推奨します。
この見本を元に個別に見ていきますと、「職務要約」は「一気通貫記述法」でコンパクトにまとめておきます。
「職務詳細」では、先に「所属歴と業務概略」で大まかな経歴を見せておいて、複数の派遣先経験で培ったスキル・経験を束ねてまとめ上げて、ここを際立たせることが最大のポイントになります。
「貴社で活かせるスキル・経験」は、定石どおり応募先に合ったものを選択しますが、派遣社員という職位上、PRが強過ぎると、アルバイト・パート社員と同じように自己顕示欲が強いと見限られるリスクが発生しますので、細心の注意が必要です。
この「柔軟性・適応能力」、「幅広い業界経験」は、複数の派遣先勤務を経験してきた、この年代ならではの非常にいい塩梅のPR表現と言えます。
最後の「自己PR」については、このように複数の勤務先で獲得してきた信頼感を前面に出すことで、経理実務能力プラスアルファの魅力を伝えることに成功しています。
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