3-33 親の介護でブランクが長くなった人の職務経歴書はこう書け!

 

採用人事は個別事情を勘案してくれない

 

これからの勤務に支障がないことを証明しておく

 

 

 

 

 

親の介護は今、この世代が直面している(もしくは近い将来、直面するであろう)切実な問題と言えます。

 

福利厚生が手厚い大手企業の社員であっても、介護休業法制度にプラスアルファされた社内制度では支援が追い付かずに、退職を余儀なくされるケースが多数あります。

 

退職理由やブランクが介護であるというのは、何ら後ろめたしい話ではありませんから、堂々と記述して大丈夫ですが、介護が大変だったからといって、採用人事は大目にみてはくれない点は認識しておいてください。

 

そして応募する限りは、当社で安定して勤務できるのか、という懸念材料を払しょくしておかないといけません。

 

定時退社しないと介護施設に迎えに行けない、といった就労条件をあれこれ付けるのは構いませんが、採用人事からすると特定の人物だけを特別扱いはできませんので、マイナス評価になることは予め覚悟しておいてください。

 

具体的な書き方ですが、「職務詳細」の中に「退職理由」欄を盛り込む場合、介護による退職の旨をきちんと明記します。

 

そして「特記事項」欄で、この介護に関する件を記述します。

 

ここは下記の見本を参照してください。

 

たとえば、各種制度や家族・民間のサポートなどを活用しても会社を辞めなければならなった介護の状況。

 

介護によるビジネスブランク時期の過ごし方、たとえば介添え中であっても、合間を見ては関連図書を読みこなしてきた、といった自己啓発の取り組み。

 

今、応募できるようになった現況、たとえば、自宅近くの介護施設に空きが出た、妻も弟夫妻も時間が取れるようになった、といった自身が勤務できるようになった事由。

 

たとえば土日は私が介護を担当することになっているので、休日出勤は難しい、といった就労条件があればそれも附しておきます。

 

特にこれからは安定的に継続して勤労できる状況の説明は最も重要です。

 

「職務要約」、「貴社で活かせるスキル・経験」、「自己PR」といった、その他の項目については、介護だからといって何ら特別なことはありませんから、基本どおり書いておきましょう。

  

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親の介護でブランクが長くなった人の職務経歴書サンプル

44歳男性。営業を経験した後、約20年間、輸出と購買業務に従事。

今回は国際物流会社の提案営業職(正社員)への応募。

ここがポイント!

 

①「職務要約」

・年齢上、「一気通貫記述法」で書くのが無難です。応募職種に役立つ、自身の経験に基づいた「売り」をここで端的にPRしておくのは、非常に効果的です。

 

②「職務詳細」

・経験社数が3社なので、オーソドックスに「編年式・逆年代順形式」で書きます。

・退職理由欄に介護である旨は、明記しておきます。

・2年と短いですが、営業経験があることをPRするため、省かずにきちんと書きます。

 

③「貴社で活かせるスキル・経験」

・営業力を謳うには、少々経験不足ですので、「折衝力・交渉力」や「各種説明資料、プレゼンテーション用資料の作成スキル」という点をPRして、応募職種である提案営業にリンクさせます。

 

④「自己PR」

・提案力とメンタルタフネスの2つは、応募先企業でも役立つことでしょう。

 

⑤「特記事項」

・このフォローが最大のポイントです。少々長くなっても構いませんから、これからは応募先企業で勤務することについて、何ら問題がないことを証明しておくことが大事です。